関係代名詞whoseの先行詞が「人」「物」の場合
関係代名詞whoseは先行詞が人、物の場合でも使うことができる。
whoseの元の意味である「誰の、誰のもの」の意味はなくなる。
形容詞節(関係代名詞の文)で「先行詞+~の」で置きかえることができる場合、
whoseを使う、と覚えてもいい。
① I have a friend.
② His(a friend’s) sister can cook great Italian food.
「私は、お姉さんが美味しいイタリア料理を作れる友達がいる」と意味の英文を作る方法を考えてみよう。
英語では、「I have a friend.」。この文章のfriendのうしろに、「His(a friend’s)sister can cook great Italian food.」の文章を関係代名詞に変えてつなげる。
hisまたは、a friend’sは「彼の、友達の」と言う所有を表す言葉なので、関係代名詞whoseで置きかえる。
つまり…
③ whose sister can cook great Italian food.
になる。
①の文の後に、③を入れる。すると…
I have a friend whose sister can cook great Italian food.
の英文が完成する。
関係代名詞所有格の例文
last week, I saw a boy whose hair was dyed yellow.
a boy(男の子)とhairの関係を考えてみる。先行詞a boyの所有している「髪」なので、関係代名詞はwhoseを使う。
関係代名詞主格の例文

Coronaviruses are a group of related RNA viruses that/which cause diseases in mammals and birds.
コロナウイルスに関する英文。RNA virusesがthat/which以下の英文において、本来(形容詞節になる前の英文で)は主語の位置にくるので、主格のケース。したがってwhoseではなく、that/whichを使う。RNA viruses cause diseases in mammals and birds.が元の英文(形容詞節の元の英文である)
【ポイント】
thatに所有格はないので、whoseはwhose以外置き換えることはできない。